唐沢です。
米トイザらスが経営破綻でアメリカの全店舗が閉店となりました。
全盛期は800店以上あった名前の通り「恐竜級」のおもちゃ会社も終わりがきてしまったのです。
物理空間での量的戦略も終焉を迎えたのかもしれませんね。
トイザらすは圧倒的な量のおもちゃを置くお店として優位性を手に入れました。
その結果、子供たちは色々なおもちゃがそろっているトイザらスを選んだわけです。
しかし、それは町の商店街にある「小さなおもちゃ屋さん」を閉店に追い込むことでもあったわけです。
町の小さなおもちゃ屋さんは次々と閉店し、トイザらすの天下になりました。
圧倒的な広さと商品数によって、どんどん飲み込んでいったのです。
まさに恐竜のように・・・
ネットの登場で今度は追い出される番に
トイザらすの経営破綻の主な原因は、もちろんネット通販によるものです。
ネット通販との競争が激化し、値下げ交戦に太刀打ちできなくなってしまったのです。
大きく拡大した分、固定費や人件費や比例して大きくなります。
そんな中、アマゾンを筆頭にコストを徹底的に抑えたネット戦略と戦えなくなったわけです。
とにかく大きく拡大した結果、自分で自分の首をしめてしまいました。
物理空間と情報空間
このように、物理空間というのは限界があります。
土地も有限ですし、物量作戦は通用しない時代となったのです。
フェイスブックは「物」は作っていませんし、販売もしていません。
すべて情報空間でビジネスをしています。
物を何も生産していなくても、時価総額はトヨタを超えてしまうわけです。
今後はますますこういったことが顕著にあらわれてくるでしょう。
日本でも大きさだけが武器のデパートなど、どんどん増えていますよね?
これらが行く末というのは・・・
ご想像にお任せします^^
それでは唐沢でした。
●注目記事