このシリーズは皆さんを高額塾などの勧誘から守るために作られました、決して悪用しないでください^^
唐沢です。
今回の心理学は「好意」についてお話します。
心理学におこける好意とは、
私たちは自分が好意をもっている人から、
何か頼まれごとをすると、
「はい」といってしまいます。
これは社会的に普通のことでしょう。
好きな人や親しい人から何か頼まれたら、
当然聞いてしまいます。
今回のお話で問題なのが、
親しくもない、まったくの他人が、
この好意を利用してしまう点です。
例えば、テレビのCMでは
好感度の高いタレントが
何社からも依頼されます。
好感度、つまり好意のあるタレントが、
使っている商品・飲んでいるもの・
食べているものなど、
製品そのものの好意より、
タレントとの結びつきにおいて、
知らずに購入してしまうのです。
人間は魅力的な人物を好きになり、
好きな人には従う傾向があります。
人気アニメの主人公には魅力があり、
その主人公の発する言葉に惹かれるのと同じです。
車の展示会では、
必ず魅力的な美女がまわりに立っています。
これは実験でも証明されています。
魅力的な女性が車の隣に立っているときと、
車の隣に誰もいないときでは、
女性がいる方が、その車が
速くて、魅力的で、高そうに見えて、
さらにデザインが良いと評価してしまうのです。
まったく同じ車なのにです。
ビジネスにおける好意
スポーツチームにおいても好意が発動します。
それは自分と結びつきがあるチームを
応援するということです。
この場合は、
やはり地元のチームを応援するはずです。
地域が同じという結びつきがあるからです。
他のすべての条件が等しければ、
人は自分と同じ性別、
同じ文化、同じ地方の人を応援します。
結びつけることで、
自分の代理になります。
つまり、そのチームや人が勝つということは、
自分が勝つことと同じように認識するのです。
サッカー日本代表が勝てば嬉しいですし、
負ければ自分の事のように悔しいです。
スケートなども
金メダルを取ればうれしいです。
なぜなら自分の代理として
戦ってくれているからです。
それは自分が勝ったと
同じ感覚になるのです。
同じように好意をもつタレントが
もっと有名になれば嬉しくなるはずです。
周囲の人たちが、
応援している自分を評価してくれるからです。
(評価してくれると錯覚してしまう)
この様に「好意」はもっとも身近に、
影響を及ぼすのです。
問題なのは、この「好意」を悪用して、
あなたに不利になるように仕向ける人々です。
セールスマンはあの手この手を使い、
「好意」を抱かせようとします。
その場合の防衛方法は、
もし過度に好意を感じた時は一歩退くということです。
つまり、いきなり好意を感じたら、
冷静になるということです。
異性を好きになるときも、
時間をかけて好きになるはずです。
セールス会話の20分程度で
「好意」を感じてしまう時は、
やはりテクニックを使われているということです。
もちろん良い人はいますが、
ほしくもないモノを買わされる時は、
この記事を思い出して下さい。
それでは唐沢でした^^
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