このシリーズは皆さんを高額塾などの勧誘から守るために作られました、決して悪用しないでください^^
唐沢です。
今回の心理学は「社会的証明の原理」についてお話します。
社会的証明の原理とは、
人間は他人が何を正しいと考えているかにもとづいて
物事が正しいかどうかを判断するという原理です。
「この状況で正しい行動は何か?」を
他人の行動を基準にしてしまうのです。
例えば、
高速道路でどのくらいの速度にするか?
他車につられていませんか?
赤信号でも他の人が渡っていたら、
自分も渡りませんか?
はじめていく観光地で、
皆が写真をとっているところで
自分も写真を撮りませんか?
行列のできている人気店に、
気づいたら並んでいませんか?
この様に他者がどうしているかによって
自分の行動が正しいかを判断してしまいます。
テレビのバラエティ番組は、
録音された笑い声を使い続けています。
視聴者は何がおもしろいのかを
他人の笑い声で判断してしまうのです。
24時間テレビでは、
最後に長い時間をかけて
寄付した企業や総額を読み上げます。
これにより、まだ寄付していない人に、
「寄付はみんなしているので正しい行動です」という
メッセージを送っているのです。
ビジネスと社会的証明の原理
この様な心理学を利用する
高額塾はたくさんあります。
サイトのコメント欄にコメントを書かせることで、
「こんなに参加している人がいる、
なのでコメントすることは正しい」
という擦り込みをしているのです。
売れているセールスレターは
実践者の声の数が半端じゃないくらい多いです。
「こんなに結果がでている人がいます!
みんな実践しています、
実践することが正しい」
という擦り込みです。
つまり考えなくても行動してしまうのです。
それが正しい事と認識してしまいます。
もし社会的証明の原理を利用された場合は、
誤った内容・ねつ造されたデータではないか?と疑問をもつことです。
つまり嘘の社会的証明を警戒して、
意識的な決定をすることで、
あなたを騙そうとする人から身をまもります。
高速道で皆がとばしていても、
しっかりとメーターをみれば速度の確認ができます。
赤信号でみんなが渡っていても、
冷静に意識的になることで、待てます。
行列のお店、食べ終わって出てくる人に聞けば
正確な情報がわかります。
誤った社会的証拠を警戒することが必要です。
それでは唐沢でした^^
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