このシリーズは皆さんを高額塾などの勧誘から守るために作られました、決して悪用しないでください^^
唐沢です。
今回は最も強力な心理的メカニズム「返報性の法則」というものを解説します。
返報性の法則とは
「他人がこちらに何かをしてくれたら、
似たようなことをお返ししなくては気が済まない」
というものです。
物をもらったら、同じくらいの物を返す
親切をしてもらった、同じくらいの親切をする
与えてくれた人には、
お返しをせずにはいられない気持ちになってしまうのです。
ギブ・アンド・テークの原則です。
この法則は人間社会の進化にとって、
非常に重要な概念となります。
ある人間が食料や労力を
他人に分け与えても、
それが無駄にならないと
確信ができるようになったのです。
人間の進化にとって、
援助やプレゼントなどの行為、
そしてビジネスにおいても社会に
多くのメリットをもたらしました。
ビジネスと返報性の法則
このように社会にとって、
大きなメリットをもたらす返報性ですが、
ビジネスのテクニックとして、
様々なシーンで活用されています。
スーパーの試食コーナーなどは、
やはり試食したからには、
購入しないと「悪い」と感じてしまいます。
家電量販店で、長時間にわたって丁寧に説明されたら、
やはり購入しないと「悪いなぁ」と感じてしまいます。
近所の方から何かをいただいたら、
別の機会に同等のものを返さないとと思ってしまいます。
年賀状が送られてきたら
年賀状を返します。
フェイスブックで「いいね」を押してもらったら、
その人へも「いいね」を返します。
この様に返報性の法則は様々なところで見られます。
最初に受け取った小さな好意から、
最後には大きな好意を返さねばならない
という義務感を感じずには
いられなくなってしまうのです。
人間社会のシステムのなかでは、
相互に助け合うことがきわめて重要ですので、
人間は恩義を受けた時に
落ち着かない気持ちになるように
プログラムされてしまっているのです。
高額塾の場合はどうでしょう?
塾の公開の前にたくさん特典をプレゼントされませんか?
メールが送られくるたびに、
なにか為になる情報やファイルをプレゼントします。
これにより、
高額塾のオファーがあったときに
「断るのも悪いなぁ」
と無意識に感じてしまうのです。
もし返報性の法則を意図的に利用された場合は、
「避ける」ことが重要です。
一度受け取ってしまうと、
この返報の強力なちからにより
不公平な条件になってしまいます。
ですので、防衛策としましては
怪しいものは最初から受け取らないということです。
そして、もし気づかずに受け取ってしまった場合は、
不適切な恩義に惑わされることなく、
自由に選択をしましょう。(買う買わないなど)
つまり、不適切な恩義・あきらかに胡散臭い恩義は
なるべく避けることが重要です。
それでは!
唐沢でした^^
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