唐沢です。
落語の「芝浜」という噺(はなし)知っていますか?
落語の代表的な演目の一つであり、
年末になると聴きたくなる名作です。
立川談志
三遊亭円楽(六代目)
柳家小三治
春風亭一朝
特に笑点でお馴染みだった
三遊亭圓楽(5代目)が得意としていた噺です。
この様に、様々な実力者が演じていますが、
私は「古今亭志ん朝」の芝浜が1番好きです。
超簡略的にまとめると、
1:酒好きの主人公が仕事をしない
2:主人公は魚屋で腕はいい
3:妻が業を煮やす
4:しかたなく早朝、仕入れに向かう
5:朝早すぎて市場がやっていない
6:近くの浜辺で一服する
7:浜辺で財布を拾う
8:今でいう5000万円くらいの小粒金
9:当然、家に帰る
10:「これで遊んで暮らせる」と妻に見せつける
11:浴びる程、酒を飲み酔いつぶれる
12:起きると、妻から「仕事に行け」といわれる
13:5000万円拾ったんだから仕事しないと言う
14:妻は「そんなの知らない」という言う
15:妻を問いただし家中探すが財布は出てこない
16:「あれは夢だったのか・・・」と落胆する
17:こんな夢を見るようじゃダメだ!と奮起
18:酒をやめて、仕事に精進
19:仕事で成功し始める
20:3年後、妻が「あれは夢じゃなかったよ」と告白する
この後の「下げ(オチ)」は伏せておきます^^
超簡略的にまとめると、
このような流れなのですが、
主人公が奮起して仕事で成功していくところが私は好きです。
腕がよかったから成功できたのか?
主人公の父も魚屋だったので、
幼少のころから魚をみて育ち
目利きの技術はありました。
これが「成功の鍵」として
噺家さんは物語を進めます。
ただ、この話の本当に素晴らしい所は
別の所にあると私は思います。
それは、
良い習慣を持つより
ダメな習慣をやめる、
ということです。
例えば、
ダイエットの場合、
「明日からジョギングしよう」
と、良い習慣を持とうとします。
しかし、
ほとんどの人はそれが続きません。
では、どうすればいいのか?
今回の「芝浜」のように
悪い習慣をやめればよいのです。
ダイエットの場合、
「コーラを飲む」という習慣があれば
それをやめればよいのです。
良い習慣を持とうとすると、
かなりの努力が必要となります。
しかし、
悪い習慣を自覚し、
それをやめることで、
目的達成まで早くなるのです。
ジョギングを始めても
好きなものを食べていたら
ダイエットは成功しないはずです。
よって、
悪い習慣をやめることが
最短で成功に向かう方法なのです。
あなたの悪い習慣は何ですか?
ネットビジネスを実践する場合も
「よし、記事を書く習慣をつけよう」
という良い習慣よりも、
ユーチューブを見てしまう習慣をやめた方が
最終的には目標達成の確率が高くなります。
お酒を飲みながらネットビジネスをする
ついついユーチューブをみてしまう
成果報酬画面を何度もみてしまう
テレビをつけながらマニュアルを読む
このように、
悪い習慣というのは
気づかないうちに習慣化されてしまいます。
悪い習慣をしっかり自覚し、
それを排除するだけで
成功の確率はグンと上がるのです。
芝浜の主人公は
酒好きでしたが、
成功した後も酒を断ちました。
『悪い習慣をやめる』
たったこれだけ
成功の確率がグンと高くなります。
あなたも悪い習慣を見つめ直してはいかがでしょうか?
それでは唐沢でした^^
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