唐沢です。
最近、息子が「青鬼2」という動画をユーチューブで見ています。
どうやらスマホゲームのようですが、青鬼と呼ばれる敵に追われながら進める、謎解きミステリーゲームです。
青鬼というキャラは進撃の巨人のような容姿で、それに追われるとかなり怖いです。
部屋を散策していていると突如現れる「青鬼」
その時の音がブライアン・デ・パルマの「サイコ」でおなじみの弦楽器の音です。
「キッ、キッ、キッ、キッ」みたいな音だけのやつです^^
ちなみに、これは「サイコ」で最初に使われ、続いて「キャリー」でも再利用されました。
それほど恐怖を煽るときには超効果的な音(音楽)です。
実際にプレイしてみて
こんな流れで、実際にインストールして遊んでみました。
物語は廃校に「肝試し」にでかけたメンバーが、青鬼に襲われていく感じで話が進みます。
学校の中で色々な教室があり、謎を解きながら進めていきます。
ある教室に入ると、いきなり青鬼が現れたりしてドキドキしながらプレイすることになります。
青鬼2のキャッシュポイントはどこ?
青鬼2の収益ポイントなのですが「3倍速モード」などの課金があります。
しかし、メインのキャッシュポイントは恐らくアドセンス広告です。
まず、ゲームプレイ中にアドセンス広告がでてきます。
まぁ、これは一定の確率でタップしてしまうことでしょう。
さらに、ここがポイントなのですが、実は「青鬼2」はゲームプレイ中に「攻略サイト」に行くことができます。
つまり、謎解きに行き詰ったらいつでも攻略サイトを参照できるのです。
これは、つまり最初から攻略サイトへの導線としてゲームが作られたということです。
簡単にいうと、攻略サイトにアクセスを集めるためにゲームを開発したという感じです。
このサイトが約70万~100万アクセスがあるので、アドセンスの報酬もご想像の通りです。
さらに、この攻略サイトの他にゲーム中の広告がありますので、結構な額になるのではないでしょうか。
現在200万ダウンロードを突破したらしいので、さらに伸びていくことでしょう。
進化するゲームの課金方法
今回のように、広告をメイン収入にする場合、ユーザーは一銭も払うことなくゲームを楽しむことができます。
また、ヘタに低額で「買い切り」にするよりも断然儲かるシステムです。
今後、スマホゲームのトレンド的なマネタイズシステムになると思います。
①「攻略サイト」をすでに作ってしまう。
②そこにゲーム中にアクセスを集める。
これって凄いノウハウですね。
「青鬼」自体、それほど複雑なシステムのゲームではないので、開発費もあまりかかってないと思います。
つまり、外注で誰でも作れるビジネスモデルとなります。
10万円程度で外注に開発してもらい、後はバイラルを起こす仕組みを作るだけです。
まぁ、このバイラルの起こし方がポイントになるのですが、次の項目で説明します。
ユーチューバーがレビューしやすい仕様にする
今、もっともバイラルを起こしてくれる媒体がユーチューブです。
ユーチューバーは常日頃から『ネタ』となるものを探しています。
そして、そんなユーチューバーのよく使われるコンテンツがスマホゲームです。
視聴者ウケしそうなゲームは、ユーチューバーが動いてくれます。
ですので、ゲーム自体の切り口と、どういったアクションをして欲しいのかを描く事で、有力なユーチューバーが動いてくれるようになります。
青鬼2まとめ
青鬼の制作はヒカキンもかかわっているので、制作の時点でバイラルが起こる仕組みを作っています。
このように、ヒット(つまり稼げる)要因は制作の段階で決まっています。
ポイントは、
①いかにユーチューバーに動いてもらうか?
②キャッシュポイントまでの導線をどうするか?
この2つを設計できればスマホゲームで大きな収益を上げることができることでしょう。
自分がゲームのプレイヤーになった時に、ただ遊ぶのではなく、ビジネスモデルを分析することで、あなたのビジネスにも活かすことができると思います。
それでは唐沢でした^^
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