唐沢です。
「グーグルは本当に無料なの?」
これは私が経営しているパソコン教室で
よく聞かれる質問です。
パソコン初心者の方にとって
無料で色々調べられる事が
信じられないようです。
グーグルに調べたい事を入力すれば
有益な情報がすぐにわかる。
当たり前のように利用していますが、
初めての方は「なぜ?」と思うのは当然です。
グーグルの収入源は?
グーグルの収入源は
9割が広告収入です。
検索結果に対しての広告や
アドセンス広告などですね。
テレビと同じです。
最適なコンテンツを紹介するかわりに広告収入を得るわけです。
テレビは各局がコンテンツを作りますが、
グーグルは基本的にコンテンツを作りません。
誰かが作ったコンテンツを、
それを必要な人に紹介するだけです。
誰かが作ったサイトを
必要な人に紹介する。
誰かが作った動画を
見たい人に紹介する。
誰かが売りたい商品を
見込み客になる人に紹介する。
ここがテレビとの違いですね。
究極の仲介業といえるのではないでしょうか?
1日をグーグルに支配されている
コンテンツの仲介業である
グーグルの戦略は、
とてもシンプルです。
もうこの戦略以外にないのです。
その戦略とは・・・
『1日の接触頻度を増やす』
これだけです。
1日1回はグーグル検索し、
1日1回はgmailをチェックし、
1日1回はユーチューブを見て、
1日1回は地図で調べて、
1日1回はアプリを起動して、
暇ならまた動画を見て、
そこからまた検索して・・・
どんどんグーグルへの接触頻度が
増えていっていることに気づいていますか?
すでに
生活の一部になっています。
その中で、
知らずに広告をクリックしているはずです。
今後ますます長時間グーグルと接触することでしょう。
その様なサービスも、
どんどん生まれていくはずです。
グーグル支配のデメリット
もちろん、
これらは悪いことではありません。
検索は便利ですし、
地図も便利です。
ただしユーチューブは、
ちょっと危険です。
見たい所が
好きなだけ見れるという環境は
やはり依存性が高くなります。
しかも、
自分の嗜好を記憶され、
関連動画をどんどん紹介されます。
これが検索とは違うところでしょう。
「こういう動画もあります!」
「これも面白いです!」
といって、
どんどん紹介して
滞在時間を伸ばしているのです。
これにより、
広告を見てもらう確率も高くなります。
グーグルにはメリットですが、
私たちにとって、
面白い動画がそれほどメリットでしょうか?
娯楽は必要ですが、
必要以上の場合、
時間の浪費です。
その様に浪費しておいて、
「時間がない!」などと言うのですから
それ自体ナンセンスです。
ユーチューブの場合、
向こう側(動画製作者)からの
価値の押し付けになる危険があるので、
ほどほどにしましょう。
それでは唐沢でした。
●注目記事