唐沢です。
先日、久しぶりに実家に行き
部屋を掃除していたら
懐かしい本がたくさん出てきた。
最近はビジネス書もマンネリ気味で、
新しい刺激に飢えていた矢先、
目に止まったのが今回のタイトルの本だ。
「星を継ぐもの」
この本には色々な思いでがある。
当時10代だった私は
近くの古本屋さんで
偶然この本に出会った。
タイトルを見て電流が走り
さらに表紙も興味深く感じた。
タイトルと表紙だけで、
凄くドキドキしたのを
今でも覚えている。
挫折の連続
タイトル&表紙で衝撃を受けた私は
家に帰って急いで読んでみた。
「・・・」
意味がわからん!
もう最初の出だしから
全然意味がわからない。
というか、
とにかく世界観が
イメージし難い・・・
何度読み直しても
意味がわからない。
期待を裏切られた感じがして
そのまま読まずに放置した。
ちなみに、
その冒頭のプロローグが
アマゾンで試し読みできますので、
時間がある方はチャレンジしてみて下さい^^
↓↓↓↓↓↓
「なか見!検索」をクリックすれば
すぐに読めます。
これがすんなりイメージできたら
天才だと思います。
それから数年後
20代になった私は
やはり部屋の掃除をしているときに
また読んでみようと決心した。
「もう20代だ、なんとなくわかるだろう」
この考えは甘く、
やはり冒頭のプロローグから
全然意味がわからない。
また放置・・・
それから数年後
忘れかけたときに
アイツはやってくる・・・
そう、また再開した。
どうする?
読むか?
この頃になると
さすがに自信を失っていた。
「オレは理解力0のバカなんじゃないか?」
この本には何度も心をくじかれた。
そして、
決心をした。
これでダメなら
捨てる!
そういう決心のもと
3度目の挑戦がはじまる。
やはり、
冒頭のプロローグの意味がわからない、
「もう捨てるか?」
一瞬頭をよぎる。
完読できた発想
冒頭で止まっていたが、
開き直って、
「とりあえず進もう」
こう思った。
そして進んだ結果、
その冒頭の物語というのは
最後にわかるようになっていて
わからないのは当然だったのだ。
当時の私は、
わからない時は、
わかるまで考えるという思考だったが、
これを機に
「とりあえず進む」という発想を手に入れた。
ようは、
頭が固すぎていた
ということだ。
バカな完璧主義、
これでは絶対に成功できない。
これは読書だけではなく
ビジネスでもまったく同じだ。
わからないから手を止めるのではなく、
とにかく進んでみる、これにつきる。
最後まで進んでもわからないなら、
それはしょうがない。
まだ「その時」ではなかったのであろう。
しかし、
わからない所でいちいち手を止めていたのでは、
全体像がわからないままで「判断」ができなくなる。
よって、
何事もまずは全体像がわかるまで
進んでみることだ。
それから判断すればよい。
ある1部分だけで判断したのでは、
多くの機会を損失するリスクがある。
人間関係も同じであろう。
少しだけしか付き合わないなら、
その人の良さなんて見えるはずがない。
長い時間をかけて
どんどん良い所に気づくはずだ。
1回だけで判断するのは
もったいないのである。
進むとカタルシスが待っている
さて本の感想にもどるが、
冒頭のプロローグを飛び越えると、
いっきに引き込まれる展開になる。
それは、
5万年前の人間の遺体を、
月で発見する、
という出だしだ。
5万年前の遺体が
なぜ月にあるのか?
めちゃくちゃ興味引かれますよね?
この事件を中心に、
世界から様々な科学者が
論議をしていく流れになる。
一つの謎を解くと
次なる謎が誕生して
解明と謎を繰り返していく。
さらにSFミステリーということで、
ラストには衝撃の結末、
どんでん返しが待っている。
そして、
最後には冒頭のプロローグの意味がわかり、
そして「星を継ぐもの」という
タイトルの意味も腑に落ち、
なんともいえない読了感が訪れるのだ。
すると、
冒頭のプロローグも
あえて分かりづらくしていると理解し、
すべてのパーツが一つにまとまるのです。
これは絶対に読んでほしい作品ですね^^
今ならキンドルでも超安いですし、
たまには息抜きも必要です。^^
未読の人は
幸せですね。
あの感覚を味わえるのですから^^
↓↓↓↓↓↓
それでは唐沢でした。
●注目記事