唐沢です。
人気お笑いコンビ・ピースの又吉さんが
芥川賞を受賞しましたね。
お笑い芸人では初めてということで、
大変注目が集まっています。
そもそも芥川賞とは、
日本で一番権威(有名)な
純文学の新人賞です。
この賞は又吉さんが敬愛する
太宰治も取れなかった賞なので
喜びは当然ですが、
別の感情もあるかもしれませんね。
本当の評価はどうなのか?
色々な憶測などが飛び交っていますが、
芸人であることは当然ですが
評価の対象になっていないようです。
同じように、
文学好きで知られる
爆笑問題の太田さんの作品も
名作との評価が高いですが
芥川賞は取れませんでした。
そして、
その毒舌で知られる太田さんも
「まぎれもなく名作」と
評価しています。
(ちょっと意外でしたが^^)
それだけ説得力がありますし、
いつも辛口のキャラが
ここぞとばかりに褒めると
評価は倍増しますね。
(これはアフィリのテクニックにも応用できます)
なぜ又吉は1本目から名作を生めたのか?
ここからが本題です。
私はほとんどテレビを見ませんが、
4年位前に又吉さんの特集をしている
テレビをたまたま見ました。
読書家で、休みの日は
お気に入りの喫茶店で
1日中読書をしている、
という内容でした。
また、太宰治との
奇妙な偶然なども紹介されていました。
上京するときに
たまたま空きがあったアパートが三鷹で、
なんとその付近に太宰治の
お墓があったそうです。
さらに、
太宰治の住んでいた場所を
詳しく調べてみると、
なんと、その時住んでいたアパートこそ
太宰治が住んでいた場所だったようです。
太宰治が欲しくて欲しくたまらなかったもの、
それが芥川賞です。
それを、
一発で取ってしまうのですから
何か不思議な縁を感じますね。
これらの不思議な力が
あったのかどうかはわかりませんが、
一つだけ確実な事は、
「大量のインプット」です。
数えきれない本を
大量にインプットすることで、
当然、どんな話が面白くて
どのような構成にすれば
共感を生むのか?
その辺が手に取るようにわかってきたと思います。
もちろん、
そんな読み方はしないと思いますが、
映画をたくさん見てると
「ここが伏線だな」と気づくように
小説でも同じことが起こるはずでしょう。
この大量のインプット、
つまり蓄積された「書物の知識」が
一気に吐き出されたのですから
面白くないはずがありません。
さらに、
自信の体験を盛り込むことで、
リアリティと、
自分しか書けない臨場感を
生み出すことができます。
他にも様々な成功要因はあると思いますが、
大きなポイントはこの2つだと思います。
『大量のインプット』
『自分独自の切り口』
これに関しては、
ビジネスで成功する場合も
まったく同じですね。
『大量の知識』
『差別化できる切り口』
この2つをおさえれば、
勝てます。
それでは唐沢でした。
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