唐沢です。
美女(?)が全力で坂を駆け上がるだけの番組「全力坂」が放送2000回を迎えたようです。
おそらく誰でも1度は観たことがあると思いますが、
率直な感想として「そんなに需要があるの?」と思っていました^^
放送2000回という数字は
かなり凄い数字ですので、
スポンサーの費用対効果も
良かったのだと思います。
そこで、
今回は「全力坂」の魅力についてお話したいと思います。
ついつい流し見してしまう
中には毎日かかさず見ているという、
マニア(?)の方もいると思いますが、
大半は「流し見」がターゲットでしょう。
深夜枠の面白い番組を見ていたら、
そのまま「全力坂」が始まって、
ついつい流し見をしてしまうという流れになります。
つまり、
前の番組の視聴率を
そのまま引っ張れるわけです。
前の番組のチカラ(視聴率)を借りて
そのままの勢いで全力坂がはじまり、
インフォマーシャルに突入します。
インフォマーシャルとは?
全力坂の場合、
女性が全力で駆け上がる場面と、
駆け上がった後の場面にわかれます。
その間に入るCMが
「インフォマーシャル」と呼ばれるものです。
インフォメーション(情報)と
コマーシャル(広告)を合わせた合成語で、
テレビ番組に見せかけた長めの広告になります。
通常のテレビCMよりも、
少し長めになっていて、
商品・サービスの詳細を
よりわかりやすく伝える設計になっています。
全力坂で女性が勢いよく走る途中で急に入るCMなのですが、これもついつい流し見してしまうのです。
その仕掛けについて説明します。
全力坂の仕掛け
このように、
前の番組の勢いのまま始まり、
女性が全力で坂を駆け上がる途中で
CMが入り、CM後に息を切らせた
女性のアップでフィニッシュという構成です。
この仕掛けは「一貫性の法則」です。
つまり、
全力で駆け上がって
頂上につくまでを
「見届けたい」という感情が湧いてくるのです。
絶対に頂上までいくとわかっていても、
最後まで見ないと気持ち悪くなってしまうのです。
また、
頂上までいったことを確認して
すっきりした気分で寝たいという欲求も湧いてきます。
よって、
途中のCMも見なければならなくなってしまうのです。
このように
一貫性の法則を利用することで、
見込み客の感情を揺さぶり
導きたい方へ誘導することが可能となります。
一貫性の法則はこちらでも詳しく解説しておりますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
今回の「全力坂」のように
2000回も続いているものには
必ず理由があります。
その理由を知ることで
仕掛けられる側から
仕掛ける側に回ることができます。
自分でビジネスを行う場合、
やはり仕掛ける側に回る必要がありますので、
「支持されているもの」をじっくりと分析するクセを付けてみて下さい。
それでは唐沢でした^^
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