唐沢です。
昨年の12月に上映を開始した
スターウォーズも、
いよいよ上映終了のようです。
スターウォーズについては、
こちらでも色々書きました。
この上映終了宣言は異例であり、
マーケティング的な色が強いので
今回はそれをテーマにお伝えしたいと思います。
上映終了宣言のメリット
今でも映画ランキングで10位以内を
キープしてスターウォーズですが、
上映終了を宣言する意図はなんでしょうか?
ポイントは2つです。
①まだ観ていない客を取りこぼさないため
②リピート客の獲得
これらが考えられるでしょう。
それぞれみていきたいと思います。
①まだ観ていない客を取りこぼさないため
これについては、
そのまんまですね。
「もう上映終了するから、はやく観ろ」というメッセージとなります。
これにより、
観るのを迷っていた見込み客の
背中を押してあげることができます。
全世界でこの様な
迷っている見込み客は
かなりの人数になるでしょう。
よって、
まだまだ累計興行収入は
増えるかもしれませんね。
②リピート客の獲得
おそらく、
こっちがメインだと思います。
つまり、
1度観たお客様に
「もう一度観てね」
というオファーです。
「もう一度、映画館の迫力を味わいたい」
という見込み客に
プッシュしているわけです。
スターウォーズは
すでにブランドになっているので、
『特別な瞬間』を味わいたい顧客がたくさんいます。
つまり、
家庭で観るDVDではダメなのです。
よって、
映画館の巨大スクリーンと
迫力の音響で
もう一度あの世界感を体験したい、
というコアなファン向けの
オファーとなります。
逆に、提供元は
2回以上観ても面白いという
自信があるということです。
共通している戦略
今回の上映終了宣言の目的は、
新規客の獲得とリピート客の獲得です。
そして、
この2つに共通している
ものは、『限定性』です。
「3月25日に上映終了ですよ!」
と公表することで、
限定性をつけることに成功しています。
これは単純ではありますが、
超強力です。
セールスレターにおいても、
限定性がいかに重要か?
わかる事例ですね。
今までの映画は
人気がなくてってきたら
フェードアウトしていく感じでしたが、
この様に上映終了を宣言することで、
話題性もプラスされます。
現にヤフーニュースのトップになっているので、マーケティング的には大成功でしょう。
本当に単純なことですが、
「1円でも累計興行収入を増やす」という執念が、このような「コロンブスの卵」的な発想を生むのでしょう。
マジックのようにタネを明かせば、ヒットの仕掛けって単純なものです。
ただし、その為には、「少しでも良くしよう」という執念・執着が必要です。
シンプルだけど、考え抜いた人にしか降ってこないアイディアですね。
もし、あなたもビジネスで稼ぎたいのであれば、限界を決めずに「さらに稼ぐためにはどうすればよいのか?」というのを1日中考える必要があります。
するとシンプルな答えが降ってくるはずです^^
それでは唐沢でした。
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