今大人気?のお笑いコンビ「8.6秒バズーカー」ですが、ネットの噂がどんどん拡散されています。その真相を調べる事はできませんが、ネット扇動の力が垣間見れる出来事であることは間違いありません。
唐沢です。
私は普段テレビを見ませんが、
8.6秒バズーカーという今大人気の芸人が
色々と注目されているようです。
事実なのか、嘘なのか現時点ではわかりませんので、
今回の記事はそこに焦点をあてているわけではありません。
あくまでネット拡散の抑圧感についてお話します。
今回取り上げられている噂というのが、
コンビ名「8.6秒バズーカー」の「8.6」は「8月6日の原爆」を暗喩していると言う噂
ラッスンゴレライは「落寸号令雷」と言う意味で、米軍が原爆を落とす号令を揶揄しているとのこと。
「ちょっと待ってちょっと待ってお兄さん」は米軍機B29の中に「CHOTTO MATTE(機体番号44-86400)」からきている。
決めのポーズが広島 原爆の子の像に似ている
他にもあるようですが、
この辺を中心に話題になっているようです。
今回の問題の興味深いところは、
恐らく1人の人間が面白半分で、
「こじつけ」をつぶやいた所から始まった点です。
それを起点にどんどん噂を塗り固められていくことで、
参加者がその噂を補おうと協力していってしまうのです。
「これも関係あるんじゃないか?」
「この記事もあてはまるな」
こんな感じで事実も虚像も、
ペタペタ継足されていきます。
もちろん、
真実の部分もあるかもしれません。
しかし、参加者は出来るだけ具体的な関連性を
出すことで、嘘でも真実に誘導してしまうのです。
ある種の集団洗脳ですね。
人は欠点が見つかると、
それをどんどん広げていこうとしてしまいます。
『補強と水準の効果』というものです。
嫌いな人の欠点はいくつも出てくるのと同じです。
例えば何かにチャレンジするときに、
色々と言い訳を考えてしまうメカニズムです。
マラソンを始めよう、
でも膝に悪いっていうし、
朝はゆっくりしたいし、
家族との時間の方が大切だし・・・
と色々補強してしまうわけです。
今回の問題も、参加者が色々補強していった結果、
事実も嘘もごちゃ混ぜになって表現されてしまったのです。
今回の噂の中心というのが、
『反日』というキーワードです。
例えば、
ラッスンゴレライ=落寸号令雷
落寸号令雷とは、
米軍が原爆を落とすときの暗号として
使われていたということですが、
元の画像は嘘(コラージュ)だと判明しています。
引用元はこちら
ここでのポイントは「新聞に載っている」という点でしょう。
「新聞に載っているのなら事実に違いない」と
思い込んでしまう心理です。
この様に1つの強力な証拠だけで、
他のものも強烈にリアリティを感じてしまいます。
たった1つ確実な証拠がそろえば、
他がウソでも「白」も「黒」になってしまうのです。
『こじつけのねつ造』
これは情報商材にもよくあります。
1番多いのが、実践者の声ですね。
人物写真を購入して、
実在しないのに偽りの声を表示する。
これこそ、
こじつけのねつ造ですね。
で、こんな事はインターネットの世界では
たくさんあるわけで、人は簡単に事実だと思い込んでしまいます。
今回のラッスンゴレライの真相はわかりませんが、
これを悪い事に使うと悲劇になります。
しかし、良い事に使うこともできるはずです。
子供のしつけに使う『迷信』などがそれですね。
子供のためを思って心理誘導するわけです。
学校の教育なども同じです。
この様に良い事に使う前提で、
集団洗脳させてしまう教材があります。
この教材は、
アフィリエイトなどに使うと非常に強力です。
それでは唐沢でした。
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