唐沢です。
家具・雑貨で快進撃を続けているニトリが、
いよいよ銀座へ出店するようです。
ニトリといえば「お、ねだん以上」という
キャッチが有名ですが、銀座へ進出することが
お値段以上の価値があるのかどうか面白いところです。
狙いはいくつかあると思いますが、
一つ目は海外進出ではないでしょうか。
銀座といえば訪日外国人が多く集まり、
ニトリブランドを効率的にアピールすることができます。
ニトリブランドの戦略がこれまでの業績を物語るように
外国人に対してもそのビジョンに共感するのかどうか、
テストもできるわけです。
ニトリの飛躍を要約すると、
2002年に東証一部上場を果たし、
100店舗、1000億円を突破。
そして2004年からは、徹底した広告戦略を行い
全国にその名を知らしめました。
さらに2006年からは
インターネット通販による事業の拡大とともに、
コスト効率化に成功。
ここまで、順調に基盤を築いてきたニトリですが、
いよいよ勝負のフェーズに入ったようです。
そして、高級志向の「ニトリクオリティライン」という
新たなブランドも銀座出店を機に立ち上げる予定のようです。
リーマンショック以降、
徹底した値下げ戦略を繰り返してきたニトリであるが、
徐々に高級路線の商品も登場してきている。
この狙いもうまくいき、高額所得者の顧客の獲得も成功しています。
北海道から一代で家具の最大大手にのし上がった似鳥社長の
次の一手が気になるところです。
それでは唐沢でした。
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