唐沢です。
あなたは「怖い話」好きですか?
夏になると、やっぱ怪談ですよね^^
私は小学生4年生の夏、はじめて稲川淳二の怖い話を聞きましたが、トラウマになるほど色々な話が印象に残っています。
ただし、顔ダニや大腸菌の霊とかを考えると、恐らく心霊体験というのは脳のエラーだと思います。
例えば、1人の人間に対して、100兆個以上の細菌が存在しているわけです。
つまり1人の人間といのは100兆個の細菌で構成されており、そこに1つの自我というのは存在しないのです。
菌も生きていますが、それらの幽霊なんて聞いたことないですよね?
また、科学においても、霊の存在は1回も証明できていません。
「いや、証明されなくても霊は存在します!」というのは、単なるカルトになってしまいますからね。
恐らくその辺の危険性を指摘され、最近では稲川順二本人も「怪談は創作」だと自分で言うようになったのだと思います。
心霊話をリアルに語ると、それはもうカルトになってしまいますからね。
しかも、人間は「恐怖」を感じる時に一番IQが下がります。
つまり冷静な判断ができなくなってしまうのです。
すると、壺を購入してしまったり、水を購入してしまうわけです。
テレビで怪談を流すというのは、実はそれほど危険なことだったのです。
本人はフィクションやジョークのつもりでも、視聴者はそうではありません。
基本的には、祟りなども脳が自分で引き起こしている現象です。
だからこそ、恐怖を与えてIQを下げ、そこに「これを買えば治ります」というカルトが形成されるようになるのです。
脳がリアルに感じればリアルになる
ただ、想像したものを強烈にフィードバックすればリアルに感じることはできます。
例えば、梅干しとレモンを想像すれば、誰でも唾液が溢れてくるでしょう。
それと同じで、心霊現象も強烈にイメージすればそれはリアルに感じることになります。
それくらい人間の脳は、情報の世界とフィードバック関係にあるからです。
例えば、成功者は目標を24時間考えています。
ネガティブな人は、常にネガティブなことを考えています。
それぞれが、そのまま生活していれば結果が違うことは明らかですよね?
脳の情報を身体がそのまま反映しているのです。
つまり、怪談の場合もリアルに感じさせることができれば、それはもうリアルになってしまうのです。
脳の使いかたで、恐怖を感じたり、ネガティブになったり、成功したりするわけですね。
私のブログを読んでいる方は、ぜひ脳を成功の為に活用して下さい^^
恐怖は自分で生み出しているだけですからね!
それをリアルに感じてはいけないのです。
稲川淳二ランキング
それでは、稲川淳二の怪談ランキングにいってみましょう!
これは私の感想でありますので、話によっては怖くないかもしれません。
ただし、『怪談はすべてフィクション』という前提だけは忘れてはいけませんよ^^
あ、あと全てネタバレとなりますのでご注意くださいね^^
10位:メリーさんの館
場所を知っている人は誰もいないが、たしかに存在するといわれる「メリーさんの館」。
数名の仲間とメリーさんの館を探し、それらしい古びた西洋館を見つけた所から恐怖がスタートする。
廃墟となった西洋館は2階建てとなっていて、それぞれ散策した結果・・・
部屋に入るときの「ドアを開けると隙間から真っ白い光が」というのがリアルに恐怖を感じることができる。
そして、2階にある最後の部屋をでた後、1階を見てみると驚きの光景が・・・・
この話をはじめて聞いたとき、部屋を散策するスリルと恐怖が本当に怖かったですね。
古びた西洋館をみるたびに「あれ、メリーさんの館じゃ・・・」と思ってしまいます。
9位:長い廊下のある旅館
撮影の為に訪れた旅館で様々な怪奇現象が起こる話です。
部屋の中で押入れから襖が倒れるシーンを撮影しようとした時、襖を倒す係りの人が変なことを言い出します。
「オレの隣にいる学生がキューをくれない」
押入れに入っているのは1人だけのはずなのに、隣に学生がいたのです。
後日、その押入れをよく見てみるとお札が見つかる。
そこには、学生と駆け落ちをした女性の心中物語が綴られていた・・・
8位:女王様が渡る歩道橋
2人の学生が体験した話。
肝試しをしようと神社に向かったが、なぜかその神社より、恐怖を感じる所が・・・
それは「歩道橋」であった。
その歩道橋は、道が未完成の場所にある不思議な歩道橋であった。
つまり車が来ないのに歩道橋があり、あきらかに不自然なのだ。
そして、夜中に2人でその歩道橋に上がってみると・・・
真夜中、誰もいないはずの歩道橋をあがってくる足音が・・・
「カン、コン、カン、コン」
誰かがあがってきている!
どんどん近づいてくる謎の足音!
恐怖のあまり、逆の階段から急いで降りて、その場から逃げ出しました。
その後、歩道橋のいきさつを調べていくと驚くべき事実があったのです。
それは、ある小学生の女の子が学芸会で「女王様」の役を演じることになり、交通量のなかった道路で練習をしていたのです。
いつもは車なんて来ない道路だったのですが、たまたま通りかかった車に轢かれてしまったのです。
その為に危ないから歩道橋を作ったというものでした。
後日、2人はその歩道橋を昼間いって確認してみることにしたのです。
昼間の歩道橋は夜と違い、まっく恐怖は感じません。
しかし、その歩道橋には注意書きがあったのです。
夜は暗くて、その注意書きをみるとことができなかったのです。
その注意書きの内容とは・・・
「○○○○ということがあり、安全の為にこの歩道橋は作られました」
しかし!
よく見ると、ある一部分が変でした。
一部分の文字が剥げていたのです。
「安全の為にこの歩道橋は作られました」
よくみると、安全の安の「うかんむり」が・・・
そして、安全の全の「ひとがしら」が・・・
これらが消えていたのです。
つまり・・・
「女王の為にこの歩道橋は作られました」
7位:ゆきちゃん
放送局に就職が決まった女の子の話。
アパートの部屋の外から人影が見えた時、「ゆきちゃん」と呼ばれる声が聞こえてきた。
とぼけて寝たふりをしていたら、その声はどんどん近づいてくる。
「ゆきちゃん」「ゆきちゃん」
部屋の中から聞こえだし、しまいには耳元で「ゆきちゃん」と呼んでいる。
「ねぇ、ゆきちゃん」
女の子は「怖い、怖い、怖い・・・」
鍵もかかっているし、いきなり部屋に入れるなんて、絶対にこの世の者ではない。
女の子は、あまりの恐怖に「南無阿弥陀仏(なんまいだー)」と何回も唱えました。
「南無阿弥陀仏、お願い!もう帰って!」
すると!
「そんなことしたって帰らないよ」と耳元でささやかれ、そのまま卒倒してしまったという話です。
これは、もう最後の「そんなことしたって帰らないよ」が最強に怖いですね。
南無阿弥陀仏が効かない絶望感・・・
「南無阿弥陀仏も効かないのか!」と当時の私は完全にビビりましたね^^
6位:・・・からの電話
携帯電話が普及しだして生まれた怪談。
携帯に電話がかかってくると「キュルキュルル~」とカセットテープを早送りしたような音が聞こえる現象が起きた。
それを友人2人に話すと、「たんなるイタズラだよ」と励まされた。
しかし、後日、電話を受け取った友人は死んでしまったのだ。
それから数年経ったある日、2人の友人の1人が、「キュルキュルル~」の電話がかかってきたのだ。
「なぁ、あの時もキュルキュルル~の音が聞こえたっていってたよな?」
「その後、死んでしまったんだよな?」
不安がる友人に「大丈夫だよ、そんなのただの偶然だよ」と励ます。
しかし、数日後、やはり原因不明で死んでしまったのだ。
「今度は、いよいよオレに来るな」と感じた最後の一人は、緊張感を張り巡らしていた。
しかし、一向にそんな電話はかかってこず、数年の月日が流れた・・・
数年たったある日、電話が鳴ったのでとると「キュルキュルル~」。
「つ、ついに来た!!」
「どうしよう・・・」
「この電話がくると死んでしまう」
「絶対にいやだ!」
そこで、ふと思い出したことがった。
死んでしまった2人は「キュルキュルル~」の途中で電話を切ったようだった。
「オレは最後まで聞いてやろう」
そう決意し、相手からの音をじっと聞いていた。
「キュルキュルル~」
「あュルなキュルルル~」
「あュなたキュルたいル~」
どんどん、言葉聞こえてくる。
「あュなたキュルたいんでル~」
「あなたキュルたいんでしょう」
「あなた、死にたいんでしょう」
そう聞こえた瞬間、「オレは死にたくない」と大声で答えたのだった。
その後、最後の一人はまだ生きているようです・・・
5位:富士の樹海
これはテレビ番組の企画で富士の樹海に稲川氏本人と多数のタレントで起こった現象。
富士の樹海で心霊写真を撮るという企画だったが、雨が降りしきる中、奇妙な音が聞こえ始める・・・
よ~く聞くと、それはお経だったのだ。
雨が降りしきる富士の樹海で、お経がどんどん近づいてくる恐怖。
これは結構怖いものがありますね。
4位:隠された押入れ
稲川氏の友人が仕事の都合からアパートを借りることになった。
引越し祝いとして稲川氏を含め、その友人ら3人でお酒を飲み、皆がアパートへ泊まった。
しかしその夜、奇妙なことが起こる。
横になって眠っていると、なぜだか皆の回るをグルグル回る人影が見えたのだ。
皆は、それぞれ友人だと思っていたが、誰もそんなことしてないという・・・
では、一体誰がグルグル回っていたのか?
後日、稲川氏が再度アパートを訪問し、奇妙な場所を見つける。
それは、最初から置いてあったタンス。
タンスが備え付けられていたのだが、なぜか、そのタンスの後ろには押入れの枠があったのだ。
つまり、タンスの後ろに押入れがあることになる。
なぜ、押入れを隠すようにタンスが置いてあるのか?
皆でタンスをどけて、押入れの中を見てみると、そこには!・・・
子供の大きさの人形が置かれていたのでした・・・
すぐに不動産屋に問い合わせた所、重病の子供を持つ親が、治療の為に一時的に借りていたのがその部屋だったという説明を受ける。
つまり、その子供が置いた人形だったのだ。
そして不動産屋に人形をその子い返したい旨を伝えるが、すでにその子は亡くなってしまったという・・・
つまり、その子の霊が、人形を探しに部屋を回っていたのだ・・・
しかし、グルグル回っていた友人は「それは違う」という・・・
「回っていたのは、この人形だよ・・・」
3位:長すぎるシート
この話は小学4年生の頃に聞いて、これを聞いてから夜トイレに行けなくなりました^^
想像すると、めちゃくちゃ怖い話ですね。
物語は数人の大学生が、夏休みに海に行った話です。
みんな泳ぎがうまかったので、それぞれ海を楽しんでいました。
普通に泳ぎを楽しんだり、ナンパをしたり、大学の夏休みをそれぞれ満喫していたのです。
その日は全員で民宿に泊まる予定だったのですが、1人だけ帰ってきません。
「ど~せ、まだナンパでもしてんだろ~」と皆あまり気にしませんでした。
夕食も食べて、明日にそなえ皆で寝ようとした、その時、民宿の主人が「ちょっといいですか?」と部屋に入ってきました。
そこには警察も一緒で、実は身元不明の若い男性の遺体が海で発見されたので、確認をお願いしたいということでした。
まさか、と思いましたが、友人はまだ帰ってこないので、確認しに行くことになったのです。
海の近くの派出所に遺体が保管されているということで行ってみると、シートが被せてありました。
顔付近のシートをめくると、やはりその友人だったのです。
「なぜこんなことに・・・」と悲しみましたが、ふとある疑問が浮かびました。
その友人に被さっているシートがなぜか長いのです。
友人の身長よりも、さらに長く2メートル以上はあるようなのです。
「なぜ、こんなに長いのですか?」
思わず警察に聞きました。
すると、その長いシートをめくってくれました・・・
そこにはなんと、友人の足をガッチリ両手で握っている、白髪の老婆がしがみついていたのです・・・
2位:ハトが来る部屋
ある大学の仲のいい先輩と後輩の話。
先輩がアパートを借りたということで、その日はお祝いに2人で飲んでいました。
先輩の話では、このアパートではハトが来るとのこと。
朝方になると、窓際にハトがきて「ククッ ククッ」と鳴いて近づいてくるそうです。
人間慣れしたハトなので、だんだん可愛くなってしまったようです。
そして数日後、その後輩は研修があり朝が早い為、先輩のアパートを借りることにしました。
ちょうど先輩は実家に帰るタイミングだったので快く部屋を貸してくれました。
明日は研修ですので、後輩はすぐに寝る事にしました。
どれくらい眠ったでしょう、少し目が覚めるとまだ夜中のようです。
真っ暗だったので、もう少し寝ようとした時、窓際から「ククッ ククッ」というハトの鳴き声が聞こえてきました。
「これが先輩の言っていたハトか」
「ククッ ククッ」
「本当にハトがいるんだな~」
「ククッ ククッ」
「ん?近づいてきた?」
「ククッ ククッ」
部屋は真っ暗なのですが、ハトの鳴き声がどんどん近づいてきます。
「あれ?窓開けっ放しだったけ?」
「部屋の中に入ってきている・・・」
「ククッ ククッ」
ハトの姿は暗くてよく見えません
「ククッ ククッ」
「ん?なんか違う!」
後輩がハトの鳴き声を聞いていると、何かおかしいようです。
「ククッ ククッ」
「クスクス クスクス」
低い男の声で、笑っているような声なのです。
「クスクスッ クスクスッ」
後輩は「これはヤバイ!」と思いましたが金縛りにあってしまい動けません。
男の低い声をどんどん近づいてきます。
「クスクスッ クスクスッ」
後輩の耳元まできました。
「クスッ クスクス クスッ クスクス」
後輩は恐怖のあまり目を開けることができませんでした。
「もうやめてくれ!」
なんども頭の中で叫びました。
すると、声が聞こえなくなったのです。
「ふ~、やっと出ていってくれたか」
と思い、目を開けた瞬間!
天井から目玉のない男の頭が落ちてきたのです。
「クスッ クスクス」と笑いながら・・・
それ以降の記憶はないそうです。
数日後、先輩に「ハトはまだ来ますか?」と聞いてみると、「まだ来てるよ、部屋に入ってきて可愛いもんだよ」と笑顔を浮かべるのでした。
1位:生き人形
この話は、今後どんなに怖い話を稲川淳二が仕入れても越せないでしょうね。
怪談のスケールも壮大ですし、実際に不運なことが起きているので、これを越せる怪談はもう誰も語れないでしょう。
あらすじ自体、長すぎるので省略しますが、ある本当の人形にまつわる怪奇現象が中心です。
様々な人物も巻き込んでいくので創作とは次元が異なる怖さがあります。
中でも「プラスα」という番組で人形を紹介したときに、テレビに男の子の霊が移り込んだことは伝説化しています。
また、稲川氏によると、その人形に関わっている5人が亡くなっているようです。
そして、様々な怪奇現象が起こることから、お寺に人形を保管してもらうことになりました。
しかし!数年後、お寺から電話があり、なんと人形がいなくなってしまったとのこと。
つまり、いまもどこかにその人形がいるのです。
もしかしたら、あなたの家に今夜・・・
稲川淳二の怪談ランキングまとめ
以上となりますが、いかがだったでしょうか?
話は、かなり省略しているので、恐怖が伝わらないかもしれませんね。
そんな時は、ぜひ稲川氏のDVDでも借りてきて観て下さい^^
思考を止めて「怪奇現象はある」と言ってもいいのですが、やはり必ずタネはあります。
テレビ番組サイドも当時は「何でもアリ」で規制も緩かったので全てを信じるのは危険です。
例えば1989年にはTBSがアニメ番組の中で麻原彰晃の顔写真を一瞬だけ写しました。
これはサブリミナル効果というもので、意識には上がってこないが、潜在意識に影響を及ぼすという手法です。
いまは禁止されていますが、昔はこういった規制がまだ整っていなかったのです。
つまり、テレビ番組側は視聴者に対して様々なトリックが使えたわけです。
例えば、こちらの写真。
有名な宇宙人の写真です。
1950年に出回った写真であり、白黒の雰囲気や、昔の写真というだけで「合成は無理」などと勝手に思い込んでしまい、誰もが本物だと思ったはずです。
しかし、実際は1950年に「Neue Illustrierte」という雑誌に掲載されたフェイク写真なのです。
「なんとなく」という思い込みによって、多くの人が宇宙人の証明だと思ったことでしょう。
この様に、脳の思い込み一つで、作り手のジョークであってもリアルな世界が広がってしまうのです。
他にも「ほんとにあった! 呪いのビデオ」で有名な「三面鏡」という恐怖動画。
鏡に映った少女の顔が、実際の女の子の向きと違う方を向くという怖い動画です。
こちらも「昔のアナログ的ビデオ映像」や「三面鏡の怖い印象」などの要素が混ざり合いリアルに感じてしまいます。
つまり、ある程度の条件を自分の中で満たしてしまうと、それはもう本物になってしまうのです。
今回の場合は、「アナログ映像なので加工をしてないはず」と勝手に思い込んでしまうことがリアリティのポイントです。
※実際はこちらも加工動画となります。
プラスαの場合も、生放送中においても何かしらの合成技術は使えた可能性はあります。
冒頭でお伝えしたとおり、心霊現象はすべて「脳」が作り出しているものです。
それをリアルに感じれば、身体に影響を及ぼします。
「護摩焚き」や「お守り」が物質的な影響があるといって販売したら、それは詐欺です。
しかし、本当に「ご利益がある」とリアルに感じれば、その時点で「いい事」しか見えなくなるのです。
ようは、
「○○のせいで骨折した」か
「○○のおかげで骨折で済んだ」ということです。
結果は同じでも感じ方で全く変わってしまうのです。
リアルに感じるべきものは心霊現象ではなく、あなたの成功体験です。
必ず目標が達成するとリアルに感じれば、それは実現します。
どうせなら、そっちに脳を使いましょうね^^
それでは唐沢でした。
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