いよいよ
チャンピオンズリーズの決勝ですね。
バルセロナは順当ですが、
ユベントスの決勝進出は
ちょっと意外でしたね。
どちらも3冠がかかっているだけに
凄い試合になりそうです。
バルセロナはシャビの退団や
各リーグの優勝チームを
勝ち抜いての決勝ですので
優勝したら、ある意味伝説的な
シーズンになると思います。
そんなチャンピオンズリーグの
出場をクラブオーナーとして目指す
日本人選手が誕生しました。
本田圭佑選手です。
買収したクラブチームは
オーストリア3部のSVホルンで
本田選手が代表を務める事務所が
経営することになるようです。
本田が欧州クラブチームを買収した理由とは?
ネット上は
この情報が公表されると同時に
「その前にミランでの居場所を考えろ」
「現役に100%集中しろ」
「ミランを解雇された場合の保険」
などと言われています。
しかし、
本田選手の長期的なビジョンというのは
そんなレベルの話ではないでしょう。
それは、
常に掲げている
「日本のワールドカップ優勝」
本田選手は寝ても覚めても
この事を考えています。
雑誌のインタビューでも
優勝という目標が
必ずセンターピンにあります。
そのワールドカップ優勝に
必要な事を現役選手でありながら
どんどん手がけているのでしょう。
自身が、
Jリーグ
↓
オランダリーグ
↓
ロシアリーグ
↓
イタリアリーグ
と渡り歩き
どうすれば日本人選手の底上げができるのか?
そして、有望な選手がスムーズにチャンスを掴めるのか?
この辺りを考えての事だと思います。
例えば、
自身がオーナーになることで
有望な日本人選手を呼ぶことができます。
そこで結果を出すことができれば、
Jリーグで結果を出すよりも
当然断然はやく欧州のクラブチームが
注目することになります。
ビッグクラブのスカウトの目にも
とまりやすくなるでしょう。
さらに、
自分の失敗である「契約」についても
アドバイスできるでしょう。
本田選手の唯一の悔いは
ロシアリーグの契約期間だと思います。
プロ選手ですので、
契約は絶対ですが、
ロシアに縛られ過ぎました。
一番あぶらが乗っているときに
主要リーグに移籍できていたら
少し違う未来になっていたでしょう。
ただ、そんな不遇の中でも
ミランに移籍できた事は
明確なビジョンと
確かな自信があったからだと思います。
日本人選手が
どうすれば最短で
世界へ羽ばたけるか?
これを考えたうえでの
クラブの買収だったと考えます。
ミランへ移籍したことで、
人脈も増え、若手をエスコートできる環境や
今までの経験から
ネゴシエーション力も培われたことでしょう。
「未来の選手を、より通りやすくする道を作る」
という視点で本田選手を見ると
やはりただの選手ではなく
総合的なマネジメント力をもった
素晴らしい人格だと思います。
ワールドカップの予選もはじまりますので、
選手としての活躍をまだまだ期待したいですね。
それでは唐沢でした。
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