唐沢です。
2月からはじまった
新しい戦隊シリーズ
その名も『ニンニンジャー』
キャッチフレーズは
『忍びなれども忍ばない!」
忍者をモチーフにした
ヒーローモノです。
これが実に面白い^^
子供の影響もありますが、
我が家では『ニンニンジャーブーム』
になっています。
武器・ロボット・CDなどなど、
関連グッズも買ってしまいますね。
この様に自分がグッズに
お金を使う事によって
色々な部分が見えてきましたので、
今日は戦隊シリーズの
マーケティングについてお話します。
最強のコンテンツビジネス
まず、戦隊シリーズはメインスポンサーが
全てをコントロールしています。
つまり、おもちゃグッズを提供するバンダイですね。
どういう事か?
まずグッズありきで、
テレビ番組が制作されるわけです。
売る「おもちゃ」が先にあって、
それの演出としてテレビがあるのです。
テレビが面白いから、
製品化するわけではありません。
すでに売る商品があり、
それを欲しくさせる為にテレビがあるわけです。
これが戦隊シリーズのマーケティングです。
つまり、バックエンド商品がおもちゃで
テレビ番組が無料オファーですね。
『かっこよかったら買ってね!』
というスタンスです。
ですので、当然テレビ番組のCMは
全ておもちゃ関連グッズの宣伝です。
この順番こそ、
戦隊シリーズがずっと続いている戦略なのです。
先に商品があり、
それを魅力的にみせていくだけです。
これは自分のビジネスにも
応用できるテクニックですね。
アフィリエイトであれば、
商品が先にあって、
それに導く記事を書いていけばいいのです。
ただ記事を書いていって、
紹介したい商品があるから紹介する、
これでは売れないわけですね。
綿密な伏線の記事があって、
魅力を最大限に伝えて
紹介するから売れるのです。
どちらが先か?
ということです。
鉄板のストーリー
今回のニンニンジャーも、
今までの戦隊シリーズも
ストーリーはほとんど同じです。
1平凡な日々を送る主人公がいる
2ある日、メンターにチャレンジを迫られる
3修行の日々
4大きな壁(敵)が立ちはだかる
5新しい友が現れる
6友と一緒に困難を乗り越える
7そして最終的なチャレンジが終了する
8その結果を手に入れるかどうか問われる
9手に入れないで、次にバトンタッチする
1に戻る
面白いストーリーというのは決まっています。
全てこの流れです。
これは
今回のニンニンジャーもそうですが、
ドラゴンボール
ワンピース
スラムダンク
スターウォーズ
ハリウッド映画
全部同じですね。
少しだけテイストや個性を付けているだけなのです。
人類最古の物語といわれる
古代メソポタミアの文学作品
『ギルガメシュ叙事詩』
もまったく同じストーリーです。
人間がどうしても面白く感じてしまう流れです。
実はこれコピーライティングにも使えるのですよ^^
それはまた別の機会にお話しますね。
そして、
この流れはグッズの販売にも適しているわけです。
まずは最初に主人公関連の商品が販売されます。
次に『新しい友が現れる』で
新しい商品が販売されるのです。
しかも、この時期がゴールデンウィークあたりになり
おじいちゃん、おばあちゃんが活躍するわけです^^
そして、クリスマスに向けて
最終的な商品を売り切る流れです。
この鉄板の流れがあるので、
何年経っても戦隊シリーズは健在なのですね。
子供にとって夢のない話かもしれませんが、
大人がビジネスを学ぶにはこれほどヒントになる
テレビ番組も珍しいでしょう。
ビジネスは長期的に利益をだすことが
1番大切なことですからね。
うまくいっている事をテンプレート化することで、
新しい人材も企画が出し易くなり、
成長していくのだと思います。
この様に事業というのは、
うまくいったビジネスモデルをテンプレート化して、
外部に任せていくというのが、
最終的なゴールとなります。
それでは唐沢でした。
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