唐沢です。
今回はマズローの5段階欲求についてお話します。
マズローの5段階欲求とは、
エイブラハム・マズローという心理学者が発表した
欲求の段階をあらわすものです。
欲求の段階は5段階あり、
それぞれ特徴があります。
下の図をご覧ください。
下から順に
・生理的欲求
・安全の欲求
・集団帰属の欲求
・承認の欲求
・自己実現の欲求
という段階があります。
それぞれの特徴を見てみましょう。
整理的欲求
生理的欲求は
食欲など根本的な欲求になります。
この欲求は人間にとってなくてはならない欲求です。
食欲がなけれ生きていけませんし、
性欲や睡眠欲などもここにあてはまります。
そして5段階の中で一番痛みがある欲求となります。
例えば水を飲まなければやがて死んでしまいます。
食べ物がなければやがて飢えます。
眠らなければ体調を崩します。
このように生理的欲求は
痛みが強い欲求であると覚えて下さい。
安全の欲求
安全の欲求は、
仕事を失いたくない。
来月もお給料をもらいたい。
安全な暮らしがしたい。
雨風をしのぎたい。
借金を返済したい。
以上のような欲求です。
日本であれば、
この安全の欲求に悩む人が1番多いです。
生理的欲求は今の日本では
ほとんどの方がカバーしている欲求だからです。
ですので情報商材等は
ここをターゲットにしたものが一番多いのです。
集団帰属の欲求
集団帰属の欲求とは、
グループに属していたい。
社会に属していたい。
愛情を注がれたい。
以上のような欲求です。
趣味を共有する仲間がほしくなる欲求です。
好きなアーティストの会員なども
この辺の欲求です。
生理的欲求と安全の欲求を満たしている人が
この欲求に移ります。
「食事もできる、住まいもある、次は仲間と楽しみたい」という感じです。
承認の欲求
承認の欲求とは、
自分のことを知ってもらいたい。
自分の話を聞いてもらいたい。
集団の中で認められたい。
特別視してもらいたい。
以上のような欲求です。
この欲求をもとめる人は、
生理的欲求・安全の欲求・集団帰属の欲求には
見向きもしません。
会社の経営者層が多い段階です。
自己実現の欲求
自己実現の欲求は人間の最終的な欲求で、
「自分が思っているとおりの自分になりたい」
という欲求です。
すべての欲求が満たされて
最終的にこの欲求になります。
この欲求は個人によって、
自分のなりたい像が違うため
ビジネスにすることは難しいです。
「自分像になりたい」という
自己実現の欲求です。
5段階の欲求とビジネス
この欲求を知ることで
ビジネスの成果が変わります。
あなたが参入する市場は5段階の欲求のどこなのか?
これによりターゲット層へ、より深くアプローチできます。
例えば砂漠でノドがカラカラの人が見つかれば、
なんのセールスも必要なく水が売れます。
お客様の置かれている環境と心理状態がわかれば、
どんなモノでも売れてしまうのです。
つまりお客様の場所やターゲットの選定が
マズローの5段階欲求で明確になるのです。
地震で外に出れなくなるのが不安・・・
という欲求が見つかれば、
非常食やウォーターサーバーなどの
供給をすれば売れるのです。
会社のリストラが不安・・・
という欲求が見つかれば、
副業などの情報にニーズがあるのです。
そして見込み客がどこにいるのか?をみつけるためにも
マズローの5段階欲求は非常に重要な心理学となります。
それでは!
唐沢でした。
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