唐沢です。
今回は、いま最も注目されている無在庫販売のメリット・デメリットについてお話したいと思います。
アマゾンをはじめ、輸入や輸出、そして国内転売で多く使われている無在庫販売。
輸出をされている方はほとんどがこの無在庫販売を行っていると思います。
無在庫販売とは?
無在庫販売とはその名のとおり、在庫を持たずに出品する販売方式をいいます。
「えっ?在庫を持たないで出品できるの?」
という疑問があるかもしれませんが、売れてから仕入れるスタイルをとることで可能となります。
とりあえず出品して、売れたら仕入れて発送する。
これが基本的な無在庫販売の流れです。
無在庫販売のメリットは?
無在庫販売は在庫を持たないので、在庫を抱えるリスクがありません。
物販にとって在庫を抱えるのは、非常にリスクになります。
商品を置いておくスペースはもちろん、次に仕入れるべき商品を仕入れる資金が止まってしまう事も起こり得るのです。
つまり在庫を抱えないということは、ビジネスにおいて最も重要なことなのです。
そして、売れた分だけ仕入れればよいので、仕入れる数量なども自分のカンに頼らなくてもよいというメリットもあります。
無在庫販売のデメリット
在庫を抱えない事は非常に強力なメリットですが、もちろんデメリットもあります。
無在庫の場合、注文を受けてから仕入れるため、お客様に届くのは当然遅くなります。
これにより、クレームや不満などの声が多数届くでしょう。
ビジネスの基本はリピート率です。
不満を感じたお客様は二度と戻ってきません。
昨今のスピード感のある発送に慣れている客層にはこの無在庫販売は不満を感じるでしょう。
説明文に遅くなることを記載しておくことでトラブルを緩和できますが、アマゾンなどの出品者用説明スペースをしっかりと見てから購入する人はあまりいないので、思わぬトラブルになる可能性があります。
輸出などで、この様なトラブルから返品などがあると送料分赤字になりますので注意が必要です。
そして、もう1つのデメリットですが、出品時の仕入額と、売れた時の仕入額が異なる場合があることです。
例えば
100円で仕入れらる商品を150円で出品するとします。
しかし、売れた時にいざ仕入ようとしても200円になってしまっている可能性があるのです。
つまり、出品するときと、売れたときで仕入の値段が変わるリスクがあるのです。
どんどん無在庫販売ユーザーは増えていますので、値段の変動は非常に早いです。
確実に利益のでる価格に設定したとしても、いざ売れたときに全然違う価格になることもあるのです。
これが無在庫販売で失敗する人の典型です。
アマゾンなどは出品のキャンセルにはシビアなので、赤字になるからと出品を取り消すとアカウントの停止などのリスクがあります。
しかし、そこで赤字で仕入れるとあっという間にキャッシュフローが止まってたりしてしまいます。
このようなデメリットもしっかりと頭に入れて下さい。
無在庫だからということで、後払いが可能となります。
しかし、以上のように赤字になっていることを認識しないまま無在庫を繰り返している人も多くいます。
最後はクレジットカードが回らなくなり、カード破産という状態だけは回避して下さい。
まとめ
・在庫を抱えないのは最大のメリット
・売れた時だけ仕入れるので資金に余裕がでる
・受注から仕入れるので届くのが遅くなる
・出品するときと、売れたときで仕入額が変わるリスクがある
・赤字に気づかない恐れがある
この様にしっかりとメリットとデメリットを理解して、無在庫販売ビジネスに取り組んでください。
今回のようなデメリットを回避するには、出品した商品リストの価格変動をこまめにチェックする必要があります。
4日に1度くらいのペースで、いま出品している商品がいまいくらで仕入れられるのかを把握して、現在の出品価格に反映させます。
これが出来ないと、スグに赤字になってしまう可能性がありますのでご注意ください。
こういった赤字や、手間が嫌な方はこちらがおすすめです。
それでは唐沢でした。
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