唐沢です。
最近キュレーションメディアによるニュースが多いですね。
DeNAが運営していた有力サイトの「WELQ(ウェルク)」が閉鎖したり、キュレーションメディアによる問題が注目を集めています。
今回の問題は
医療系の記事でした。
事実とは異なる
低品質な内容の文章が量産され
間違った情報が提供されたことが
問題になったわけです。
例えば、
医学的に根拠のないことが書かれていたりしたわけです。
(肩こりの原因を「幽霊」と記載したり)
このような
低品質な記事が問題になったわけです。
しかし、
引用を主体とする
キュレーションサイトなどは
今後どうなるのでしょうか?
当サイトでは数年前より
「キュレーションは稼げなくなりますよ」
と言ってきました。
→NAVERまとめで稼ぐ方法|キュレーションサイトの仕組みとは?
理由は簡単で
後出しジャンケンはやがて淘汰させるからです。
詳しく見ていきましょう。
キュレーションサイトがダメな理由
キュレーションメディアが登場した当時は、SEOも結構上位表示されていました。
しかし、最近では徐々に順位も下がってきています。
もうしばらくすると、
さらに下がってくるはずです。
なぜか?
これが通用してしまうと
誰も有益な記事を書かなくなるからです。
だって、
有益な記事を書いても
それがキュレーションサイトに引用されて
そっちの方が順位が上になれば
書くだけ無駄になりますからね。
例えば
自分が10時間かけて
色々調べて書いた文章が引用され
さらに、引用した方が検索順位が上になってしまったらどう思います?
誰も質の高い記事を
もう書こうとは思わなくなるはずです。
そして、検索結果に質の高い記事がなくなって困るのは、検索ユーザーと「グーグル」です。
信憑性のない記事ばかりになれば
ユーザーは別のサービスを利用するはずです。
そして、
検索ユーザーが減って困るのはグーグルです。
スポンサーがいなくなってしまいますからね。
ですので、
このままキュレーションサイトが
上位表示される事はないのです。
もちろん1ページ目の
どこかに表示される可能性はありますが、
バランスを見ながら配置されるでしょう。
キュレーション系ツールは時間の無駄
この様にキュレーションメディアは
どんどん評価されなくなっていきます。
「2ちゃんねるまとめ」も
昔は上位表示されていましたが
アルゴリズムが変わり、
今ではほとんど上位に表示されません。
「今だけ稼げればいい」
というのであれば止めませんが
時間をかけて作ったサイトが
アルゴリズムの変更で
一気に崩れるという悲劇は避けましょう。
やはり、
自分で価値を作りだし
それをビジネスにすることが
一番有効であり長期的に稼げる戦略です。
キュレーション問題まとめ
キュレーションサイトは
確かに便利です。
知りたいことがまとまって見れて
情報量も多いです。
しかし、
ウェブのバランスを司る神(グーグル)はどのように考えるでしょうか?
後出しジャンケンを認めてWin-Winの関係を崩すと、誰も質の高い記事を書かなくなります。
キュレーションサイトは
今後もある程度の所までは
上位表示されますが、
そこでパイの奪いをするよりも
自分で価値のあるコンテンツを作った方がよほど有効です。
裏ワザは確実に淘汰されるので、
価値を生み出すスキルを磨いた方が絶対に生産的です。
それでは唐沢でした。
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