唐沢です。
ネット通販やプライムビデオによるエンタメ市場など、人々の生活の一部となってきているアマゾン。
キャッシュフローの大部分を設備投資に回し、自社サービスをどんどん拡大しレバレッジを効かせ巨大化しています。
まさに理想的な経営ですが、どの企業も真似が出来ない理由は「未来構想」の立て方だと思います。
ネットが普及し始めた時、通販サイトはそれこそたくさんありました。
しかし、アマゾンだけは出品者(販売会社)のインフラに着目し、設備投資をし続けてきたのです。
ご存知「FBA」ですね。
これにより、倉庫・在庫管理・決済・配送・カスタマーサービスをすべてアマゾンが代行してくれるので、企業は自社製品の開発だけに集中すればよいだけとなったのです。
このサービスによって、アマゾンには他の通販サイトとは桁違いの商品数が陳列されるようになりました。
そして、通販✖物流のシステムが完成し、独走状態となっているのです。
しかし、アマゾンの進化は止まりません。
今度は、物流に革命を起こす「未来構想」を立てているのです。
倉庫を上空へ、ドローンによる当日配達
FBAの物販システムにより、翌日には商品が届くというのがアマゾン最大のメリット。
しかし、これがさらに進化するかもしれません。
それが「上空基地」。
つまり、上空へ倉庫を移動し、ドローンに配達させるという計画です。
これにより、配達時間はさらに短縮され、購入者に届く時間が早まるというものです。
脳のリミッターが外れると、こんな発想まで出来るようになるのですね^^
素晴らしいアイディアだと思います。
しかも、これはただの夢物語ではなく、すでに特許出願しているのでアマゾンが本気で計画していることなのです。
「翌日でも十分」
「そんなに早く届ける必要はない」
こういった、意見があると思いますが、そのリミットを外した時に、とんでもない発想ができるようになるのです。
「1秒でも早く届ける為にはどうすればよいのか?」
この様にリミットを外して考えることで、無限のアイディアが生まれるのです。
10年後、20年後には手渡しで配達する時代が終わるかもしれませんね。
上空基地のプラットフォーム
上空に倉庫を完備し、ドローンが配達するというビジネスモデルは、今後のスタンダードになる可能性が高いです。
これにより「鮮度」が重要な商品を扱う企業などは、このアマゾンのサービスを活用することで新しいビジネス戦略を立てることが可能となります。
アマゾンは新しい商品を生み出すのではなく、こういった新しいプラットフォーム(土台となる環境)を生み出すことで、その莫大なシステム料をかき集めることができます。
そして、このプラットフォームにより、新しい企業や新しいサービスも生まれるので、今では想像もできないような商品・サービスが楽しめる時代になるかもしれません。
まさに未来的なシステムですが、あと数年後に実現しそうな程、アマゾンの進化スピードは速いです。
そして、こういった新しいプラットフォームが誕生する時は、先行者利益が必ずありますので、これが実現した時のことを考え今からアイディアをストックしておくとよいでしょう^^
それでは唐沢でした。
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